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藤野征一郎 市松敷板 S 大柄(赤) [2104150000120]
藤野征一郎 市松敷板 S 大柄(赤) [2104150000120]
藤野征一郎 市松敷板 S 大柄(赤) [2104150000120]
¥19,800
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こちらは、藤野征一郎さんの敷板。小さめの敷板ですが、陰影の中に、こちらが吸い込まれていくような奥深さがあり、思わず、自らその光と影の奥の方に入っていきたいという衝動に駆られます。光に触れる度に、黒の質感や時折光る箔の輝きが変化し、絵画のようにずっと眺めていることができます。"作品"というと、日常の暮らしの中に取り込むには、贅沢と思う方がもしかしたらいるかもしれませんが、こちらは、是非毎日使ってほしい道具です。お客様をお迎えする時、自分で静かにお茶を入れる時。いいものを一枚だけでも持って、落ち着きのない日々から開放され、時間の経過と美味しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
【サイズ】 幅240mm × 奥行220mm (作品によって大きさが若干異なります)
【お手入れ方法】
・漆の器は食器洗浄機、電子レンジはご使用になれません。
・台所要洗剤や柔らかいスポンジの使用は構いませんが、長い間ご愛用して頂くために、研磨用のスポンジ使用は避けてください。
・紫外線は苦手です。日光のあたる場所に長時間放置しないでください。日焼けしてしまいます。 ・日のそばに置くと変色することがあります。
・焼き物やガラスの器などと重ねないようにしてください。傷がつくことがあります。
・汚れが取れない時などは、しばらく水に浸しても大丈夫です。
・漆の香りが気になる時は、しばらく置いてからご使用ください。
【破損に関するご注意事項】
扱いによっては割れたり折れてしまうものです。配達後の破損につきましては、配達後1週間以内でであっても交換には一切お答えできませんので、ご了承下さい
・万が一漆が痛んでしまった時は修理も承ります。木地自体が割れてしまったり、ひびが入ってしまった場合には修理できない場合がございます。送料と修理代がかかります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
【作家 藤野征一郎より】
漆工芸の魅力とは、その技法に関わる各々の素材の特性を生かし自らの手で造形できること、そしてその多様な技法によって生まれる豊かな質感の表現だと思います。伝統的な漆工芸の素材は多くが有機物を使用し、またほとんどすべての行程を人の手で行うことから、制作することは自然や生命を創出するかの様な感覚を抱きます。この造形表現や質感表現を追求していくなかで、私は素材そのものが生きている様を表現したいと考えています。
私の作品は、主に木材等による胎の上に漆芸の伝統技法に基づいた表面仕上げを施しています。
漆の塗膜は、隠蔽力がとても弱い特徴があります。そのことから私は漆というものが「透明」であることを意識するようになりました。 もちろんそれは視覚的な意味ではありません。通常30回以上の行程を繰り返してできる漆の表層から、独特な透明感が体現されていることに気付いたのです。
私はこの透明感を解り易く伝えたいと考えました。そこで木彫と漆艶との構成、すなわち質感の対比に注目しました。木材の彫刻加工および表面仕上げにおいても、独自の試みを行ってきました。
伝統的な漆芸技法は有機物を素材に扱い、またほぼすべての行程を人の手で直接的に行うことから、生命を創出するかのような感覚を抱きます。木材を彫刻した質感は胎の存在を現し、窺い見ることのできない物体の内部を暗示しています。そしてそれが漆を深く塗り込んだ表層である外部と密接に絡み合っていることもまた、生命を創出する感覚を私に抱かせるのです。
私は木彫刻と漆芸の技法によってできる造形表現や質感表現を追求していくなかで、素材そのものが生きている様を表現したいと考えています。
I finish the surface of my work using a traditional Japanese lacquering technique called Urushi.
Each layer of Urushi has a low opacifying strength. I started to pay attention to the transparent nature of Urushi when I saw a unique clarity emerge after a repeated coating process (which usually requires over 30 layers).
In order to express this transparency in the best way possible, I experimented with the carving and finishing process in my own way. I turned my attention towards the contrasting textures between the wood base and the finish.
The use of organic materials in this traditional method gives me a feeling of creating life. The texture of carved wood express conception, hinting at the inner core of an undecipherable object, closely amalgamates with the outer layer thoroughly covered in Urushi.
I pursue the expression of form and texture, through wood carving and Japanese lacquer art, with the aim to represent the materials as they truly are.
FUJINO Seiichiro/藤野征一郎
【サイズ】 幅240mm × 奥行220mm (作品によって大きさが若干異なります)
【お手入れ方法】
・漆の器は食器洗浄機、電子レンジはご使用になれません。
・台所要洗剤や柔らかいスポンジの使用は構いませんが、長い間ご愛用して頂くために、研磨用のスポンジ使用は避けてください。
・紫外線は苦手です。日光のあたる場所に長時間放置しないでください。日焼けしてしまいます。 ・日のそばに置くと変色することがあります。
・焼き物やガラスの器などと重ねないようにしてください。傷がつくことがあります。
・汚れが取れない時などは、しばらく水に浸しても大丈夫です。
・漆の香りが気になる時は、しばらく置いてからご使用ください。
【破損に関するご注意事項】
扱いによっては割れたり折れてしまうものです。配達後の破損につきましては、配達後1週間以内でであっても交換には一切お答えできませんので、ご了承下さい
・万が一漆が痛んでしまった時は修理も承ります。木地自体が割れてしまったり、ひびが入ってしまった場合には修理できない場合がございます。送料と修理代がかかります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
【作家 藤野征一郎より】
漆工芸の魅力とは、その技法に関わる各々の素材の特性を生かし自らの手で造形できること、そしてその多様な技法によって生まれる豊かな質感の表現だと思います。伝統的な漆工芸の素材は多くが有機物を使用し、またほとんどすべての行程を人の手で行うことから、制作することは自然や生命を創出するかの様な感覚を抱きます。この造形表現や質感表現を追求していくなかで、私は素材そのものが生きている様を表現したいと考えています。
私の作品は、主に木材等による胎の上に漆芸の伝統技法に基づいた表面仕上げを施しています。
漆の塗膜は、隠蔽力がとても弱い特徴があります。そのことから私は漆というものが「透明」であることを意識するようになりました。 もちろんそれは視覚的な意味ではありません。通常30回以上の行程を繰り返してできる漆の表層から、独特な透明感が体現されていることに気付いたのです。
私はこの透明感を解り易く伝えたいと考えました。そこで木彫と漆艶との構成、すなわち質感の対比に注目しました。木材の彫刻加工および表面仕上げにおいても、独自の試みを行ってきました。
伝統的な漆芸技法は有機物を素材に扱い、またほぼすべての行程を人の手で直接的に行うことから、生命を創出するかのような感覚を抱きます。木材を彫刻した質感は胎の存在を現し、窺い見ることのできない物体の内部を暗示しています。そしてそれが漆を深く塗り込んだ表層である外部と密接に絡み合っていることもまた、生命を創出する感覚を私に抱かせるのです。
私は木彫刻と漆芸の技法によってできる造形表現や質感表現を追求していくなかで、素材そのものが生きている様を表現したいと考えています。
I finish the surface of my work using a traditional Japanese lacquering technique called Urushi.
Each layer of Urushi has a low opacifying strength. I started to pay attention to the transparent nature of Urushi when I saw a unique clarity emerge after a repeated coating process (which usually requires over 30 layers).
In order to express this transparency in the best way possible, I experimented with the carving and finishing process in my own way. I turned my attention towards the contrasting textures between the wood base and the finish.
The use of organic materials in this traditional method gives me a feeling of creating life. The texture of carved wood express conception, hinting at the inner core of an undecipherable object, closely amalgamates with the outer layer thoroughly covered in Urushi.
I pursue the expression of form and texture, through wood carving and Japanese lacquer art, with the aim to represent the materials as they truly are.
FUJINO Seiichiro/藤野征一郎
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